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記事: 譜代相伝×純米大吟醸「日光誉」=日光醤油「誉」

譜代相伝×純米大吟醸「日光誉」=日光醤油「誉」

もう一つの 日光醤油 ものがたり


【積み重ねた研鑽の結晶、地元再発見!】
2020年は弊社にとってまさにターニングポイントとなる年でした。
誰もが苦しく先が見えないそんな時に、素晴らしい巡り合わせがあったのです。
酒粕は栃木の郷土料理「しもつかれ」になくてはならない材料。
それ次第で料理の味も変わる、まさしく蔵元の味をそのまま体現する素材。
日光の地酒蔵元・渡邊佐平商店が造る純米大吟醸「日光誉」は個人的にも常に愛飲していますが、それを搾った酒粕を醤油造りの素材として着目したのはこの時が初めてでした。
まさにこの瞬間、私の酒粕への価値観が劇的に変化したのです。


【譜代相伝の材料は”米”酒粕も「米」なら…】
日光醤油のろばたづけを漬けるための材料となるのは、厳選した生醤油に米糀を仕込む、二段仕込製法の醤油「譜代相伝」。
米の主成分である澱粉を米麹の酵素が分解してブドウ糖へと状態を変化させる。
米糀が自己消化するぐらいなら、酒粕も分解できるかもしれない!
酒粕を材料とする醤油造りの話は聞いたことがない。
一般的でないのは上手くいかないからではないか?しかしそんな不安よりも地元の企業同士が連携し、日光に新しい価値を生み出すことは、失敗を恐れるよりも大切な事だと強く感じました。



【たくさんの方に育てていただいています。】

完成した醤油を手にしながら思いました。
日光の名に恥じない醤油となるためには、人間で言えば背骨を太く強くしなければならない。
必ず聞かれるのは「お薦めの調理方法」。
しかし我々は醤油を造ることはできても、料理は素人。ならば一流の料理人に道を聞こう、と。

その時にお世話になったたくさんの方々のおかげで、本当にかけがえのない学びを得ることができました。

ザ・リッツ・カールトン日光さんでは我々の想いも一緒に、日本料理の一品として提供していただいています。

ステーキ&グリル妙月坊さんでは季節になれば肉厚の絶品椎茸ステーキに、日光醤油「誉」を素敵なステージに立たせていただいています。

写真は想像を凌駕する惹き出しを持つオトワレストランさん。



【日光しょうゆバウム開発秘話】

地元鬼怒川温泉駅前のバウムクーヘン工房はちやさんでは日光醤油「誉」を使用した日光しょうゆバウムを焼いていただいております。
実は、はちやさんからは譜代相伝でバウムクーヘンを焼きたいと言っていただいており、焼き方レシピやパッケージデザインまで、十中八九完成しておりました。
しかし、誉の完成は目前。
私自身伝えるべきかどうか思いあぐねていました。

しかしそんな折、開発中の日光醤油「誉」の話が八木澤社長にも届き、こう言われました。
「やっちゃん(渡邊社長)と樋山くんが造った醤油なら、俺がそっちを使わない理由がないよね!」 …即決でした。

二人は日光商工会議所の大恩ある大先輩。
本当にたくさんの方々に支えられているんだなぁ…と感謝に堪えない、本当に嬉しい出来事でした。