微生物が織りなす醸造の〝わざ〟創業の礎「米糀」
ひと握りの米糀から始まった
今なお追い求める
豊かな米の味わい。
私の四代前、創業者の才三郎元成が、姉の嫁ぎ先である白沢の井上酒造(澤姫醸造元)からわけていただいた、ひと握りの米糀を元手に創業したのが明治三〇年。以来、糀造りを柱とする製品作りを行っています。
世代は移り変わり、祖父・昌一の代で株式会社樋山昌一商店を創立。糀屋という商売柄、酒造り(密造酒)を防ぐため、当時醸造業には人名が用いられた所以で、樋山の味噌・醤油として親しまれてきました。
父・順一の閃きによる糀仕込み醤油。後の「譜代相伝」は、試行錯誤の中で糀造りの重要性を感じ、平成七年に醤油工場を創設、同二十六年には国のものづくり補助事業を活用し、理想の糀造りを追い求めました。
味噌・醤油造りは、糀造りに始まります。
温度や湿度、生育時間等の環境を整えるのが特に肝要です。手塩にかけて育てた米糀が発酵・熟成していく。あまさけや味噌となり、さらに漬物の味を支える醤油へと姿を変えていく。まるで子供の成長の様で、我々の誇りでもあります。
あまさけ・塩糀。よりダイレクトに糀のチカラを、感じていただけるこれらの品々を、ぜひお召し上がりください。
あまさけの素 300G
万能調味料 塩糀