粒みそ、なのに なめらか 蔵出し「寒仕込味噌」
「私だけの味噌を作りましょう」
平成10年に開店した鬼怒川店は、
冬の閑散期に味噌造りの出前講座を行う観光型施設。
指導役の篠原長三は早朝に大豆を蒸かし、冷凍庫の米糀を持参。独特の栃木訛りで皆様に愛された当時の工場長でもありました。この味噌は仕込んだ人が育てていく、当初はまさに「人」を感じる完全体験型の味噌。
少しずつリピーターも増えるにつれ、育てる自信がない、ちょうどいい場所がない、との声もあがりました。そこで熟成も弊社で行い、出来上がったらお届けのご連絡を行う、そして小分けにしたものも販売する現在のスタイルとなったのもその頃です。
当初は糀歩合も塩分も選べましたが、
皆様が一様に選んだのはこの配合でした。
「糀歩合二十二歩、塩分10%仕込配合」かつて糀力価をより高めた結果、澱粉分解酵素、たんぱく質分解酵素が効きすぎたことで液状化してしまったこともありましたが、貴重な「味噌のたまり」が取れました。
発酵の速度を見極め、適正な管理により、米の甘さを最大限に引き出した「粒みそ、なのになめらか」なお味噌です。この冬の味噌造りキットも楽しみにお待ち下さい。
蔵出し 寒仕込味噌
【創業の礎(味噌・醤油・糀製品)】
創業の礎(味噌・醤油・糀製品)
味噌造りキット